湯のしずく浴び無病息災祈る 湯立神楽 京都・城南宮
みなさまお元気にお過ごしでしょうか。今日はさすがに東京も底冷えがする寒さで、大寒とはよく言ったものですね。
二十四節気で最も寒さが厳しくなるとされる「大寒(だいかん)」の20日、京都市伏見区の城南宮で、無病息災を祈る神事「湯立(ゆたて)神楽」が営まれた。釜から湯気が立ち込める中、巫女(みこ)が神水をわかした湯を四方に散らし、邪気を払った。
京都市は早朝の最低気温が平年並みの0・8度だったが、神事開始前の午後2時半ごろには3月上旬並みの12・2度を記録。それでも吹き付ける風は冷たく、巫女が参拝者約200人に向けて「福笹(ふくささ)」と呼ばれる笹の束で勢いよく釜の湯を散らした。湯のしずくを浴びると無病息災に過ごすことができ、笹を持ち帰ると幸運に恵まれるとされる。
初めて湯立神楽を見たという滋賀県草津市の無職、岡田雅子さん(70)は「しずくが光に反射する様子が美しく迫力があった。健康に過ごせる一年にしたい」と話していた。(産経新新聞)
みなさま、くれぐれもお風邪などひかないようにご自愛ください。
田中真由美
笹の束で豪快に湯をまき散らす巫女=20日午後、京都市伏見区の城南宮(渡辺恭晃撮影)