『エルサレム・ウインドウ』
みなさまお元気にお過ごしでしょうか。私はかつてステンドグラスのスケッチをもとに作られたマルク・シャガールの版画シリーズに興味を持ったことがあります。題材となっているのは、イスラエルの12の部族ですが、その絵がきっかっけで、聖書を読み返し中東の歴史を少し学んたことがあります。
エルサレム郊外、ユダヤの丘と呼ばれる地に立つ シナゴーグ (ユダヤ人の教会)を飾るステンドグラスの制作を依頼されたシャガール。彼の エルサレム・ウインドウの版画の絵は魅力的で私もリトグラフを3枚手に入れたことがあります。その頃、つくづく中東の歴史の複雑さも学んだのですが、ご存じのように、再び「中東の火薬庫」が周辺諸国だけでなく、世界を巻き込んでいきそうな緊迫感が生じています。
ウクライナの時はロシアが、今度はアメリカがイスラエルのガザへの空爆に対し拒否権を使って国連の関与を阻んでいます。世界は混沌としています。「国際連合の主要な目的の一つは、国際の平和と安全を維持することである。」。。。ならば、もっと頑張って欲しいというのが、世界中の願いですね。
「中東の火薬庫」